卒業生インタビュー
Graduate Interviews
Yukiko Noda
私にとって
英文学科で過ごした日々は
「宝物」です。
野田 有紀子Yukiko Noda
2020年 卒業
日本航空株式会社 勤務
Yukiko Noda
私にとって
英文学科で過ごした日々は
「宝物」です。
野田 有紀子Yukiko Noda
2020年 卒業
日本航空株式会社 勤務
簡単な経歴は?
幼稚園から高校までカトリックの学校に通ったため、キリスト教教育が根底にある同志社大学に魅力を感じ、そのルーツである英文学科で英米文学や文化への理解を深め社会に活かせる英語力を養いたいと進学。学科で培った「国際社会で通用する英語力と多面的な視野」を活かし、卒業後は日本航空株式会社の客室乗務員として働く。
仕事で今取り組んでいることは?
客室乗務員として国内線、国際線に乗務し、多い時はひと月に5カ国を訪れることもあります。日々機内という限られた空間で、お客さまが安心して快適にお過ごしいただけるよう仲間と心を尽くしています。また客室乗務員は定期的に安全に関する訓練を受講して乗務資格を更新しており、常に安全に関する知識も高い水準で保つよう努めています。お客さまは皆さま背景も違えば考え方もそれぞれ。常に公平なサービスを意識していますが、サービスに正解はありません。「お客さまの先にある大切な人の思いを忘れない」ことをポリシーに、JALを選んでくださったことに感謝しながら、お会いできた皆さまとのご縁を大切にフライトに臨んでいます。
就職活動で
心がけていたことは?
長い就職活動で目標を見失わないためには「自分が何にやりがいを感じるか」というワクワクする気持ちが大切です。大学のキャリアセンターの講座などを通じて自己分析をし、私は「数字や利益」ではなく「誰か」のためになる仕事に就きたいのだと気づくことができたので、その思いが支えになりました。また客室乗務員の仕事はチームワークが大切ですから、集団面接では自分ばかりが目立つのではなくチームワークを意識しました。
英文学科で学んだことが
生きていることは?
英語力は確実に今の業務に活かされていますし、他者理解の心、世界で起きる文化の衝突、蔓延する差別問題など多面的に捉えられるようになったのは英文学科での学びがあってこそです。機内にお迎えするお客さまの国籍、文化、嗜好、考え方などはそれぞれ異なるので、お一人お一人を尊重する上でも、学生時代に傾聴と理解の姿勢を培ったのは大きな財産になっています。私はずっとカトリックの学校で学んでいたので「隣人愛」という言葉を大切にしているのですが、その根底となる「他者理解」を学術的に理解したいと思い、フェミニズムや家父長制をテーマに19、20世紀のイギリス小説を論理的に読み解くゼミに入りましたが、そこで自分自身の「当たり前」を疑う観点も学べたことは人としての成長の上でも大きかったと思います。学科主催のカナダの大学への短期留学などさまざまな機会を通じて、英語力だけでなく優れた内面を持つ人間には何が必要なのかを教えてもらいました。
受験を検討されている方へのメッセージ
私にとって英文学科で過ごした日々は「宝物」です。英文学科には「やりたい」ことが実現できる選択肢がさまざまに広がっています。赤煉瓦と緑が美しいキャンパスで学ぶ未来を素敵なものだと思っていただけたら嬉しいです。