卒業生インタビュー
Graduate Interviews
Junya Kako
何か一つでも挑戦すれば
きっと今後の生活にいい影響を
もたらしてくれます。
加古 淳也Junya Kako
2018年 卒業
愛知県立半田高等学校 勤務
Junya Kako
何か一つでも挑戦すれば
きっと今後の生活にいい影響を
もたらしてくれます。
加古 淳也Junya Kako
2018年 卒業
愛知県立半田高等学校 勤務
高校生の頃に描いていた夢は?
中学生ころから英語が得意で、英語教員の父の影響もあり、将来は英語教員になると決めていました。その目標を実現するため、高校時代は文系クラスに所属し、大学は英語を幅広く学習できる同志社大学文学部英文学科に進学しました。大学在学中は言語学、教育学を中心に受講し、教員として生かせる知識、技能を学び、中学校の英語教員を経て高校の教員となりました。
仕事で今取り組んでいることは?
現在、公立高校の英語科教員として働いています。担任、授業、分掌(生活指導を担当)、部活動(ハンドボール部顧問)など、幅広く働く機会も多くなり、忙しいけれど充実した日々を送っています。そういう中で、大学でリベラル・アーツとして英語以外のことを学んできたことが生きています。例えば、授業で社会的な話題に触れるとか、進路指導をする際に、どういった学問を学びたいか、生徒と考えていく際にも大いに役立っていることを実感しています。 もう1点大切にしているのは、どうすればそうなるのか、どうしてこれがダメなのかといったことを考える力を付けさせたいということです。大学の講義やゼミで学んだ「どうすれば~になるか」という思考を、授業や指導にいかに取り込めるかを考えています。
就職活動で
心がけていたことは?
教員を目指していた関係で、企業に就職する学生と比べると就職活動を始める時期が遅く(教員採用試験は6~7月から始まる)、周りの友人の就職が決まっていく姿を見て不安になることがありました。
しかし、大学では採用試験の講座教育実習があり、そこで分からないことを積極的に聞く一方で、教員を目指す同志と採用試験の対策に取り組んだり面談練習を協力し合ったりするなど、共に支え合って採用試験に臨みました。その時に築いた友人とのきずなは卒業後の人生にとっても有益な財産となっています。
英文学科で学んだことが
生きていることは?
大学で先生がどのように教えているのか、その教え方をしっかり学べたことは、教員となったいま、おおいに役に立っています。また、今の高校授業で重視されている「探究」での研究の進め方や考え方、論文の作り方を教えるときにも生かされていますし、生徒に指導をする際の助けにもなっています。大学のゼミで学んだことが生かされていることの一つです。本校はSSH校に指定されているので、「探究」の論文も、将来的には生徒が英語で書けるようなレベルにしたいというのが大きな目標です。
高校時代は問題を解くことが中心であったため、英語(という言語や文化など)は何かについてはほとんど知る機会がありませんでした。しかし、大学で言語学、教育学を学んだことを生かして、教員となった今、生徒に対して問題を解くことにとどまらず、授業に音声学や文化などの知識も学べるように努めています。
受験を検討されている方へのメッセージ
同志社大学では、留学プログラム・キャリア支援・学べる内容も、学部に限らず幅ひろくあります。留学生も多く、居ながらにして異文化ができるのも魅力です。何か一つでも挑戦すれば。きっと今後の生活にいい影響をもたらしてくれます。ぜひ、刺激のある大学生活を送ってください。