在学生インタビュー
Student Interviews

Hinako Yasukata

自信が付いたことは
私の大きな財産です。

安酸 雛子Hinako Yasukata

小林聖心女子学院高等学校(兵庫県)出身

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Hinako Yasukata

自信が付いたことは
私の大きな財産です。

安酸 雛子Hinako Yasukata

小林聖心女子学院高等学校(兵庫県)出身

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この学科を選んだ
理由は?flash

 同志社大学入学の最大の決め手は、英国ケンブリッジ大学への1年間の交換留学枠があったことです。
 1枠しかないけれど、世界最高峰の大学で学ぶチャンスを絶対に勝ち取るという強い意志で入学しました。また、古き良き日本の文化が凝縮されていて、しかも若者文化が混じり合う京都に惹かれた点もあります。
 英文学科を選んだ理由は、①英語の教員免許が取得できるので職業選択の幅が広がること、②英文学や文化のみならず、英語学や英語教育学まで幅広く包括的に学べるので必ず興味のある分野が見つかると考えたこと、の2つです。

同志社大学入学の最大の決め手は、英国ケンブリッジ大学への1年間の交換留学枠があったことです。

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卒業後のキャリア・夢に向けて
取り組んでいることは?flag

 卒業後は母校である同志社大学の職員として働きます。就活当初は日本のグローバル企業を中心に探しました。その過程で、どの企業も、英文学科と留学先でひたむきに勉学に励んだこと、英語力のレベル、同志社校友会グローバル人材育成奨学金を得たことを高く評価してくださり、複数の大企業から内々定をいただきました。
 しかし、次第に、自分がこのように成長できたのは、大学の教職員やOBの方々の良心がベースにあるおかげだと感謝の気持ちが湧いてきました。人生を変えた留学経験や同志社大学での学びを、後輩の人たちに伝えていきたいという思いが強くなってきたのです。
 「海外留学するなら同志社大学」「日本へ留学するなら同志社大学」と選ばれ続けるよう、自身の海外経験や英語力を活かし、大学職員の立場からサポートしたいと志望しました。何より同志社生であった視点と誇りを忘れず、国際化に尽力していきます。

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卒業後は母校である同志社大学の職員として働きます。

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留学経験を通じて、
どんな学びや気づきが得られましたか?

 ケンブリッジ大学では、一般講義に加え、週に数回ある教授との伝統的な個人授業で厳しく課される予習や、古語の英語で書かれた作品の読解とessay writingに、連日深夜まで取り組みました。
 留学当初は、自分の能力を超えた難解な課題をこなすのに精一杯で、想像を絶する負担からくじけそうになる時もありました。その過酷な環境から「とんでもない場所に来てしまった…」と思ったこともあります。ですが、辞書にも載っていない古語を一語ずつ解読したり、図書館中の文献にあたったり、学友と励まし合いながら課題に取り組むうちに、徐々に難解だった古典を理解できるようになり、やりがいや充実感が増してきました。間違いなく人生で一番勉強した時期です。
 ある日、大英図書館で、展示されている英古典作品の解説文ではなく、原著をそのまま読んでいる自分に気づき、粘り強く一途に努力し続けることの大切さを実感しました。1年間のハードな経験を通してメンタルが鍛えられ、何事も乗り越えられる自信がついたことは私の大きな財産です。余暇にはフランス、ドイツなど欧州10カ国を一人旅して見聞を広めたことも、今後の人生に役立つと思っています。

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連日深夜まで取り組みました。

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ゼミではどんな研究を
していますか?

 David Chandler教授のもとで、英国の1700〜1900年代のミュージカルやオペラ作品について研究しています。台本や劇中歌、登場人物の他、当時の世相を理解し、丁寧に作品を分析します。
 毎週、国際色豊かな仲間たちと英語でディスカッションを通して、自分の意見を発信する機会も豊富です。その中で各人の作品の感じ取り方や解釈の違いを知ることができ、毎回多くの気づきや学びがあります。
 私はオペラ座の怪人の大ファンで、卒業論文のテーマとして選び、楽しく充実した日々を過ごしています。「好き」をとことん追求させてくれる、とても楽しいゼミです!

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David Chandler教授のもとで、英国の1700〜1900年代のミュージカルやオペラ作品について研究しています。

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受験生へのメッセージ

 英文学科入学当初から専門知識があったわけではありません。しかし、同志社大学とケンブリッジ大学で学ぶうちに、ふとした日常の場面に英詩に描かれた情景を重ねたり、友人たちと英詩や文学を論じていたりする自分に気づきました。リベラルアーツを代表する英文学の世界へ、一歩踏み出してみませんか。

リベラルアーツを代表する英文学の世界へ、一歩踏み出してみませんか。

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